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小規模事業者持続化補助金 第20回はいつ?公募スケジュールと事前準備

執筆:小嶋 譲司株式会社TOE 代表取締役 読了 約8情報時点:2026年7月19日
小規模事業者持続化補助金 第20回はいつ?公募スケジュールと事前準備
この記事が扱う制度の公募状況

結論

小規模事業者持続化補助金とは

小規模事業者持続化補助金は、中小企業庁が実施機関となり、日本商工会議所・全国商工会連合会が運営する補助金です。小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓や生産性向上の取り組みを幅広く支援する制度で、他の補助金と比べて申請のハードルが比較的低く、使いやすい補助金として知られています。

対象となるのは、商工会・商工会議所地区に所在する小規模事業者です。業種によって「小規模」の定義(従業員数の上限)は異なりますが、詳細な判定基準は必ず公募要領で確認してください。本記事では対象者要件の細目までは踏み込まず、日程と準備の実務に絞って解説します。

第20回の公募スケジュール

2026年7月18日時点で公式に確認できている第20回(一般型・通常枠)の日程は次のとおりです。

  • 受付開始:2026年11月5日
  • 申請締切:2026年12月15日
  • 事業支援計画書(様式4)発行受付締切:2026年12月4日

受付開始から締切までは約40日間です。過去に実施された回の日程については本記事執筆時点(2026年7月19日)で確認できる確定情報がないため、ここでは触れません。第21回以降の日程についても、現時点では公表されていません。次回以降の日程を知りたい場合は、公募が近づいた時点で改めて中小企業庁の公式サイトを確認してください。

様式4(事業支援計画書)の発行受付締切に要注意

小規模事業者持続化補助金の実務上、最も見落とされやすいのが「事業支援計画書(様式4)」の発行受付締切です。第20回では、この締切が2026年12月4日に設定されています。申請締切(2026年12月15日)の11日前です。

様式4は、事業者の所在地を管轄する商工会・商工会議所が発行する書類で、電子申請システムにアップロードする必要があります。発行には商工会・商工会議所の窓口対応が必要なため、締切間際に依頼すると受付自体を断られるケースがあります。特に年末は多くの事業者が同時に申請準備を進める時期と重なるため、窓口が混み合うことが想定されます。

実務上の手順としては、次の順序で進めるのが安全です。

  1. 経営計画書・補助事業計画書のドラフトを作成する
  2. ドラフトを持って商工会・商工会議所に事前相談に行く
  3. 様式4の発行を正式に依頼する(発行受付締切の2〜3週間前を目安に動く)
  4. 様式4を受け取り、電子申請システムに他の必要書類とあわせてアップロードする
  5. 申請締切前に最終確認を行い、余裕を持って提出する

様式4の発行には即日対応してくれる商工会・商工会議所もあれば、1〜2週間かかる場合もあります。管轄先の対応スピードは公募要領やGビズIDの案内には記載されていないため、早めに窓口へ直接確認することを強く勧めます。

相談は「受付開始前」から始める

小規模事業者持続化補助金は、商工会・商工会議所の支援を前提とした制度設計になっています。様式4の発行だけでなく、経営計画書の作成そのものについても、窓口の担当者に相談しながら進める事業者が多いのが実情です。

受付開始(2026年11月5日)を待ってから相談を始めると、担当者のスケジュールが埋まっていたり、様式4の発行が締切間際に集中したりするリスクがあります。過去の申請支援経験からも、受付開始前の段階、できれば公募開始の1〜2ヶ月前から商工会・商工会議所に顔を出し、計画の方向性について相談しておくと、その後の手続きがスムーズに進みます。2026年7月19日時点ではまだ第20回の受付は始まっていませんが、経営計画の骨子を固める作業自体は今から始められます。設備投資の見積もり取得や、販路開拓策の具体化も、公募開始前に進めておいて損はありません。

補助上限額と補助率

第20回における補助上限額と補助率は次のとおりです(2026年7月18日時点の情報)。

区分補助上限額補助率
通常枠50万円2/3(赤字事業者は3/4)
通常枠(特例適用時)最大250万円2/3(赤字事業者は3/4)
創業型200万円2/3(赤字事業者は3/4)
共同・協業型最大5,000万円2/3(赤字事業者は3/4)

赤字事業者は補助率が3/4に引き上げられます。赤字の定義や特例の適用条件(インボイス特例、賃金引上げ特例など)は公募回ごとに細かく規定されているため、自社がどの枠・特例に該当するかは必ず最新の公募要領で確認してください。本記事の根拠データには特例の適用条件の詳細までは含まれていないため、断定的な記載は避けます。

逆算スケジュール:締切から準備を組み立てる

申請締切の2026年12月15日から逆算すると、実務上の準備スケジュールは次のようになります。

時期の目安やること締切からの日数
2026年11月5日公募開始・電子申請の受付開始締切の約40日前
2026年11月上旬〜中旬経営計画書・補助事業計画書のドラフト作成、商工会・商工会議所への事前相談締切の30〜40日前
2026年11月中旬〜下旬様式4の発行を正式依頼締切の20日前後
2026年12月4日様式4発行受付締切締切の11日前
2026年12月上旬見積書・事業計画の最終確認、電子申請システムへのアップロード締切の数日前
2026年12月15日申請締切当日

見積書の取得や賃金引上げ計画の策定など、事業計画の内容によって必要書類は変わります。上記はあくまで日程面の目安であり、必要書類の一覧は公募要領の別紙で確認してください。

よくある実務上のつまずき

持続化補助金の申請支援をしていると、次のようなつまずきが繰り返し発生します。

様式4の依頼が遅い

前述のとおり、様式4の発行には商工会・商工会議所側の処理時間が必要です。締切の1週間前に駆け込みで依頼すると、発行が間に合わず申請自体を諦めざるを得ないケースがあります。発行受付締切(2026年12月4日)の2〜3週間前、つまり11月中旬までには依頼を済ませておくのが安全です。

経営計画書の「小規模事業者ならでは」の視点が弱い

持続化補助金は販路開拓型の補助金です。設備投資の必要性だけでなく、「どのように新規顧客を獲得するか」「既存事業をどう伸ばすか」という販路開拓のストーリーが評価の軸になります。単なる設備更新の説明に終始した計画書は、他の補助金の申請書を流用しただけと見なされるリスクがあります。

電子申請システムのアカウント準備を後回しにする

電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。取得には数日〜2週間程度かかることがあるため、締切間際に気づいて慌てるケースが少なくありません。受付開始(2026年11月5日)より前の段階でアカウントを取得しておくことを勧めます。

見積書・図面などの添付書類の不備

補助対象経費の見積書は、原則として複数社から取得することが求められる場合があります。見積書の取得先や取得方法の詳細は公募要領で確認し、締切間際に慌てて発注業者に依頼することがないよう、計画書の作成と並行して進めてください。

申請から交付までの全体の流れ

第20回に申請する場合、実務上は次のような流れで進みます。日程はすべて第20回の確定情報(受付開始2026年11月5日、締切2026年12月15日)を基準にした場合の目安です。

  1. 経営計画書・補助事業計画書の作成:自社の現状分析、今後の経営方針、販路開拓の具体策、補助事業の内容と経費内訳をまとめます。受付開始前から着手できる工程です。
  2. 商工会・商工会議所への事前相談:計画書のドラフトを持参し、内容についてアドバイスを受けます。あわせて様式4の発行スケジュールを確認します。
  3. 様式4(事業支援計画書)の発行依頼・受領:発行受付締切(2026年12月4日)までに手続きを済ませます。
  4. 電子申請システムでの申請:GビズIDプライムアカウントでログインし、経営計画書・補助事業計画書・様式4・見積書などを添付して申請締切(2026年12月15日)までに提出します。
  5. 審査・採択発表:審査には一定の期間を要します。採択発表の時期は公募要領・公式サイトの案内で確認してください。
  6. 交付申請・交付決定:採択後、交付申請の手続きを経て正式に交付決定を受けます。交付決定前に発注・契約した経費は原則として補助対象外になる点に注意が必要です。
  7. 補助事業の実施・実績報告:交付決定後に事業を実施し、期日までに実績報告書を提出します。
  8. 精算払請求・入金:実績報告の確定後、精算払請求を行い、補助金が入金されます。

補助金は原則として「後払い」です。事業実施にかかる経費は事業者が一旦立て替える必要があるため、資金繰りの計画もあわせて立てておくことを勧めます。

対象経費の考え方

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や生産性向上に資する幅広い経費が対象になります。具体的な対象経費の区分(機械装置等費、広報費、展示会等出展費、旅費、開発費、資料購入費、雑役務費、専門家謝金、運搬費、クラウドサービス利用費、広告作成費、ウェブサイト関連費など)は公募要領の別紙に定められています。本記事の根拠データには経費区分ごとの詳細な上限や対象条件は含まれていないため、経費計画を立てる際は必ず最新の公募要領で個々の経費区分の要件を確認してください。

とくにウェブサイト関連費は単独では申請できない、上限額が設定されているなど、区分ごとに個別の制約が設けられていることが多い費目です。経費計画の段階で商工会・商工会議所や専門家に相談し、対象外経費を計上してしまうミスを防ぐことを勧めます。

採択に関する注意事項

小規模事業者持続化補助金は申請のハードルが比較的低い制度ですが、申請すれば必ず採択されるわけではありません。審査は公募要領に定められた加点項目・審査項目に基づいて行われます。「必ず採択される」「確実に通る」といった保証は誰にもできません。自社の計画がどの程度加点項目を満たしているかは、公募要領と過去の採択発表(採択者一覧・審査講評)を確認したうえで、商工会・商工会議所や専門家に相談することを勧めます。

まとめと今後の情報更新について

本記事の公募日程情報は2026年7月18日時点の確認結果です。中小企業庁および運営事務局の公式サイトでは、公募開始後に公募要領のPDFや様式一式が公開されます。申請作業に入る際は、本記事の情報を出発点としつつ、必ず一次情報(公式サイトの公募要領)で最終確認を行ってください。日程が変更された場合、本記事の内容と実際の公募要領の内容が食い違う可能性があります。

  • 第20回(一般型・通常枠)は2026年11月5日受付開始、2026年12月15日締切です(2026年7月18日時点の情報)。
  • 様式4の発行受付締切(2026年12月4日)が実務上の最初の関門です。発行依頼は締切の2〜3週間前を目安に動いてください。
  • 公募日程・補助上限額・補助率は変更される可能性があります。申請直前には必ず中小企業庁の公式サイトで最新の公募要領を確認してください。
  • 「必ず採択される」という保証はありません。加点項目を踏まえた計画書の作り込みが、実務上の成否を分けます。

よくある質問

Q. 小規模事業者持続化補助金の第20回はいつ申請できますか?

A. 第20回(一般型・通常枠)は2026年11月5日に受付が始まり、2026年12月15日が申請締切です(2026年7月18日時点の情報、出典:https://official.jizokukanb.com/)。日程は変更される可能性があるため、申請直前に公式サイトで最新情報を確認してください。

Q. 事業支援計画書(様式4)はいつまでに準備すればよいですか?

A. 第20回では様式4の発行受付締切が2026年12月4日です。申請締切の11日前にあたります。発行には商工会・商工会議所側の処理時間が必要なため、締切の2〜3週間前、11月中旬までには発行を依頼しておくのが安全です。

Q. 補助上限額はいくらですか?

A. 通常枠は50万円(特例適用時は最大250万円)、創業型は200万円、共同・協業型は最大5,000万円です。補助率はいずれも2/3で、赤字事業者は3/4に引き上げられます(2026年7月18日時点の情報)。

Q. 第21回以降の日程はもう分かりますか?

A. 2026年7月19日時点では、第20回より先の日程は公表されていません。第21回以降の公募時期を知りたい場合は、公募が近づいた時点で改めて中小企業庁の公式サイト(https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/jizoku/)を確認してください。

この記事で取り上げている制度

上限額・補助率・締切・公式の公募要領へのリンクは、それぞれの制度ページにまとめています。

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