この制度の実務 住居確保給付金を申請する前に押さえること 住居確保給付金で何ができるか 住居確保給付金は、離職・廃業後2年以内の方、または給与等の収入が大きく減少した方が、住居を失うおそれがある場合に、自治体(市区町村)が家主等へ家賃相当額を直接支給する制度です。個人事業主・フリーランスで廃業した方も「廃業後2年以内」であれば対象になり得ます(窓口で要確認)。
支給を受ける本人ではなく、家主または賃貸管理会社等への直接払いで運用されます。支給期間は原則3か月で、最長9か月まで延長できます。
支給額は、自治体・世帯人数ごとに設定された上限額の範囲内で、実際の家賃額が支給されます(2026年8月25日時点。上限額は地域・年度で変動します)。上限額は一律ではなく、住んでいる自治体・地域区分によって異なるため、まず自分の自治体の上限額を窓口で確認してください。
申請窓口は市区町村または自立相談支援機関です。申請に必要な書類・要件の詳細は窓口に事前に問い合わせ、漏れなく準備してから申請することを推奨します。
対象になる経費・ならない経費 この制度の支給対象は「家賃相当額」のみです。自治体が家主等に直接支払う仕組みのため、家賃以外の費用(敷金・礼金・共益費・管理費・更新料など)が対象に含まれるかどうかは、窓口(市区町村・自立相談支援機関)で確認してください。
支給額は実際の家賃額が上限ですが、自治体・世帯人数・地域区分ごとに支給上限額が設定されているため、家賃が上限額を超える場合は差額が自己負担になります(2026年8月25日時点。上限額の具体的な数値は自治体によって異なります)。
なお、本制度は居住に係る家賃の確保を目的とした制度であり、事業経費の補助を目的とするものではありません。設備投資・運転資金・人件費等は対象外です。経費区分の詳細については、窓口または公式サイトで確認してください。
申請の要件と必要な書類 根拠データに記載されている対象要件は次の2点です。
① 離職・廃業後2年以内であること
② または、給与等の収入が大きく減少した方
いずれかに該当する場合に申請の入口に立てます。ただし、収入・資産・求職活動等の具体的な要件(収入上限・預貯金上限・ハローワーク登録等)については、根拠データに数値の記載がありません。窓口(市区町村・自立相談支援機関)で、自分のケースが要件を満たすかを確認してから申請してください。
申請先は、居住している市区町村または自立相談支援機関です。提出が必要な書類の具体的なリストも、窓口に事前に問い合わせるか、公式サイト(厚生労働省)で確認してください。
申請から入金までの流れ 申請窓口は市区町村または自立相談支援機関です。まず窓口に相談・問い合わせを行い、必要書類の種類と提出先を確認してください。
支給の仕組みは「自治体から家主等への直接払い」です。申請者本人の口座への入金ではなく、家主または賃貸管理会社等が受取人になります。申請前に家主への事前連絡・同意取得が必要かどうかは、窓口で確認してください。
支給期間は原則3か月です。延長を希望する場合は最長9か月まで認められますが、延長申請のタイミング・手続きについては窓口で確認してください。
審査期間・支給開始時期については根拠データに記載がないため、窓口または公式サイトで確認してください。また、申請前に支払い済みの過去の家賃が遡及して対象になるかどうかも、窓口での確認が必要です。
ここで落ちる・ここで詰まる 上限額が自治体ごとに異なる点が最初の注意事項です。支給上限額は自治体・地域区分・世帯人数ごとに設定されており、一律ではありません(2026年8月25日時点)。「上限額が自分の家賃より低い」「思っていた金額が支給されない」というケースが起きます。申請前に必ず自分の自治体の上限額を窓口で確認してください。
次に「2年以内」の起算点の問題です。離職日・廃業届の提出日のどの時点を起算とするかの解釈が問題になることがあります。自分のケースが「2年以内」に該当するかを窓口で確認してください。
「収入が大きく減少した方」の具体的な基準(何割減など)は根拠データに記載がありません。要件を満たすつもりで書類を揃えたが対象外だったというケースを避けるため、書類提出前に窓口でケースの適否を確認することを推奨します。
住居確保給付金のよくある質問Q. 廃業した個人事業主でも申請できますか? A. 「廃業後2年以内」という条件が設けられているため、廃業した個人事業主も申請の対象になり得ます。ただし、収入・資産等の詳細要件は窓口(市区町村・自立相談支援機関)で確認してください。
Q. 支給されたお金は自分の口座に入りますか? A. いいえ。この制度は、自治体が家主等に直接支払う仕組みです。申請者本人の口座への入金ではありません。家主への直接払いのため、申請前に家主への説明・協力依頼が必要になる場合があります。窓口で手続きを確認してください。
Q. 支給期間はどのくらいですか? A. 原則3か月です。要件を満たす場合は最長9か月まで延長できます。延長手続きの時期や要件については、窓口(市区町村・自立相談支援機関)に確認してください。
Q. 支給上限額はいくらですか? A. 自治体・世帯人数・地域区分ごとに異なるため、一律の金額はありません(2026年8月25日時点)。お住まいの市区町村の窓口または自立相談支援機関で、具体的な上限額を確認してください。
この解説は2026年8月25日時点の公募要領・掲載データにもとづきます。 申請前に必ず最新の公募要領で確認してください。